先進科学研究機構へ

福島の所属が若干変更になります.駒場には教育に関する責任母体としての集団があります.部会と呼ばれていて,これまで着任以来「物理部会」に所属していました.2019年4月から物理部会から先進科学部会に移籍になりました.それは昨年度に設立された先進科学研究機構に属する教員の集団です.物理学が一番好きなことには変わりはありませんが,物理学の枠組みにとらわれずに科学全体に目を向けていきたいと常々思っていたので,これを新たな展開の起点にしたいと考えています.Komaba Institute for Science
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日本物理学会第74回大会に参加

九州大学であった物理学会で発表 吉山くん:テンソルくりこみ群の格子ガラス模型への応用安倍くん:レプリカ交換モンテカルロ法による生成物時間分析データの解析長野くん:パーセプトロン学習におけるノイズあり教師の誤り訂正中西さん:交差検証誤差の度数分布解析 それから,共同研究している産総研の佐藤さんの発表「Bayes最適化を用いた結晶構造探索の効率と記述子のパラメータ」がありました.
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西川くんの論文公開

二次元スキルミオン固体の融解相転移 西川宜彦くんとKrauthさんとの共同研究の論文がPhysical Review Bに掲載されました: Solid-liquid transition of skyrmions in a two-dimensional chiral magnet Yoshihiko Nishikawa, Koji Hukushima, and Werner KrauthPhys. Rev. B 99, 064435 スキルミオンは相互作用と磁場との競合により生じるトポロジカルな励起である.実験的にも観測されていて,特に二次元薄膜系では温度ー磁場相図の広い領域で安定に存在することが知られている.そのスキルミオンは寿命が長く,粒子のようにみなせる.そのスキルミオンは絶対零度では三角格子の結晶を構成する.温度を十分高くするとスキルミオンは崩壊するが,それまでの中間の温度ではスキルミオンは結晶ではなく個別にフラフラと動き回り,液体のようにみえる.ということは,結晶状態から温度を上げると,固体ー液体の融解転移が起きると思われる. ...
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なんか書いてみるか

研究室のWEBの移転に伴って,昔のページをみているが,やはり圧倒的に昔の方が面白い.論文のコメントとか研究会のレポートとか.wordpressとか小ぎれいにはみえるけどね... やっぱりここに何か情報発信をすべきなんだろうね.
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水野くんの論文公開!

非断熱光解離ダイナミクスにみられるベキ緩和 水野くんとの共同研究の論文が,Journal of Chemical Physicsに掲載されました: Power-law decay in the nonadiabatic photodissociation dynamics of alkali halides due to quantum wavepacket interference,Yuta Mizuno and  Koji HukushimaJ. Chem. Phys. 149, 174313 (2018); https://doi.org/10.1063/1.5048957
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