2021年メンバー

3月末をもって,助教の中西さんとPDの池田晴國さんが転出になりました.中西さんは同志社大学の准教授へ,池田さんは学習院の助教へのご栄転です.それから,修士課程の伊藤さんと松原くんが卒業しました. 新天地でのますますの活躍を祈っています. 4月からは新たに崎下くんと土手さんが博士課程にやってきました.
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2021年3月物理学会@オンライン

日本物理学会が開催.オンサイトなら駒場で開催される予定であったが,今回もオンライン.みなさんオンラインに慣れてきて,大きなトラブルなく進行.ちょっとしたトラブルはあちこちで. 研究室のメンバーの発表は以下のとおり. 学会のポスターセッションと廊下問題は改善されず,何かコメントできる機会があると思うのでポスターセッションの改善だけはなんとかいたい.このままではポスター発表する人はいなくなると思われる.実際に,領域11での前回のエントリー数は68で,今回は36.淡い期待でのエントリーだったと思うが,今回の様子では次回は10を切っても文句は言えない.改善だけでなく,改善したことを周知しないといけない. 廊下問題は,Zoomではカバーしきれない雑談スペースの確保の必要性を言っていて,SpatialChatやGather.townなどの空間型オンラインツールの設置である程度改善できると思う.学会発表の延長戦は廊下や昼休みや夜セッションで行われるので,絶対に必要.一方で,オンラインだと発表後にコチャでコメントをもらうことはリアルにはない面白みではある.チャットは込み入っ...
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2021スタート

新年あけました.昨年のここは途中で失速しましたが,今年はもうちょっとコメントするようにします.昨年はちょろっと動画配信したりしましたが,もっと積極的に情報発信をしたいものです.少なくとも論文の解説は書くべきだと思っています. オンラインで多くのことが行われるようになって,世界の距離が縮まってオンラインのセミナーが身近になったことはとてもよいことでした.研究会も議論をする術も徐々に確立してきているように感じています.先月の物性研でのポスターセッションはブレークアウトセッションを使って,個部屋毎にプレゼンターと議論することができました.久しぶりに研究室以外の若手とおしゃべりができて刺激をもらいました.毎年行われる千葉大学の高校生理科発表会の通常開催は中止になりましたが,先週に動画とポスターの掲示をみて,チャットツールで質疑をする形で行われました.目を見て議論するわけではないので,ツッコミ強度の調整は難しいですが,できるだけ遠慮しないように書き込みました.やはり,おしゃべりや議論は言葉だけでするわけではなくて,表情や視線も情報を持っているのでね. あとは,顔出しでおしゃべりでき...
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日本物理学会2020がはじまる

9月8日から物理学会が始まります. 初のオンライン開催です.何が起きるのかわかりません.普段会うことのない研究者とおしゃべりして刺激を受ける...ことはできないのですが,オンラインだからこそできることを模索する第一歩になると思っています.セッションの移動にかかる時間がほぼないので,講演単位で自由に講演を聞いて回ることができます.会場のキャパのせいで,人気のシンポジウムの会場に入れない...ということはないですね.これはよいことです.一方で,オンライン会議では議論がどのように展開できるのか不明です.講演者は聴衆の反応を直接感じることは難しいです.セッションをうまく回すために座長の実力が問われるでしょう.また,ポスタセッションがどのように機能するかは未知数です.とにかく,不安と期待が混ざっています.いや,楽しみなんです. 研究室から学生さんが発表します. 講演番号登録番号タイトル著者所属領域10aC2-81463磁場掃引中のGinzburg-Landauモデル上に現れる二次元磁気パターンの時間発展中西亮A, 福島孝治A, B東大院総文A, 東大先進B領域39pL2-11...
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講義など

去年の授業評価アンケートの結果が戻ってきた.一昨年,気が緩んだわけではないが,熱力学のポイントが下がって,気を締め直して少し持ち直した.統計力学は基本的にキープだが,受講人数は24名と少ない.月曜日の1限だからというわけでもなかろう.10月からどうなるかわからないが,もうちょっと人数増えないかなぁ.量子論とか相対論は100人超えるのに... それで,現在は後期課程と大学院の両面開き講義がいわゆるオンライン講義として継続中.その様子のメモはここから辿れる(東大内部に制限がかかっているかもしれない).
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…大学生のみなさんへ2

こたえを示す前に宿題を出し続けてみよう.<=すみません.サボっています. 今日の問題は私の前期課程の講義でも説明する話題で,一度は悩んで欲しいところです.私の学生時代と違って,コンピュータが身近にあって,かつ情報もいろいろ出回っていて簡単に数値計算ができるようになっています.目の前に数値やグラフが現れて,いろんなことが納得しやすい気がします.ただ,ときに立ち止まって何ができていることになっているのか考えて欲しいと思うのです.簡単に納得しなくてもよいです. そんなに簡単に相転移なんてしないよ. 毎日,冷凍庫でできる氷はすごいと思う. 問題1問題1の解答例と問題2
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新しいメンバー2020

4月になり新しいメンバーが加わりました. M1の市川くんと中石くん.それに学振PDに池田晴國さんです. 池田さんはフランスでPDをされていて,ジャミングの研究では第一線で活躍されています.ジャミングとパーセプトロンの関係はフランスでは先行して研究が進んでいますが,駒場からも面白い結果が発進できるようにがんばりたいです. 4月25日に予定されていた今年の広域科学専攻の大学院説明会は中止になりました.そこで研究室公開も行うはずだったので,その日にオンラインで行うことにします.Zoomの招待を出すために事前登録をお願いします.
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こ・た・え+

時間があいてしまったのですが,この問題の解答例を示します.難しい計算は何もなくて,積分して,対角化して...大学一年生で学ぶことをちゃんと使って,平衡状態での相転移を明らかにできます.基本的なこととして,大学院に行くまで知っておきたいところをまとめたいのだけど,まとめきれていない. 間違いがあったら教えて下さい. (2020.3.31)答えだけではつまらないので,次の問題を示します.(2020.4.2) 上の解答例の続きに,この問題に関連する事柄を最後に追加しました.
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統計力学を学んで相転移の平均場近似を勉強した大学生のみなさんへ

春休みはなかなか遊びに行くところもなくて,外出も憚られる昨今ですが,家にいて暇な時間を持て余すものもったいないので宿題を出します. q=2はイジング模型で計算をしたことはあるはず.その一般化になっています.答えはのちほど. サッカー好きな少年少女は本田選手の宿題を.統計力学を勉強した大学生は上を.
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てれわーく

大学が一番忙しいのは1・2月と認識していても,いつもうまく回せていない...前回の更新から軽く二ヶ月が経過.その間にいろんなことが起きています.それに大変な事態を招いている新型コロナウィスルの感染の影響は全くの想定外です.学会や研究会は軒並み中止になっています.感染が広がらないことを願うばかりです. SIRモデルなど現実からおおよそ乖離したモデルの果たす(果たした)役割は何かを考えてしまいます.楽観も悲観もなく冷静な立場でです. さて研究室の活動もテレワークに移行しています.理論の研究室なので,必ずしもオフィスに出なくても可能ですが,やはり議論をしないで一人で研究を続けることは孤高の天才でない限りはなかなか難しいです.今日(2020.3.4)は毎週の定例会をネット会議で実施しました.徐々に慣れてくるのかなとは思います.一人でないことを確認する程度です.普段の議論では意識していなかったのですが,それほど「顔」を直視して議論しているわけではないのですよね.でも,画面には顔しか写っていなかったりします.やや照れるのですよね.でも仕事するんですよね... 今日はオチも何もな...
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