吉山くんのテンソルくりこみ群の論文がPhysical Review Eに掲載

吉山くんのテンソルくりこみ群による 古典フレストレート系の研究 今年の3月に卒業した吉山くんのテンソルネットワークくりこみ群を古典フラストレート系に応用した力作論文がPhysical Review Eに掲載されました。 https://journals.aps.org/pre/abstract/10.1103/PhysRevE.108.054124https://arxiv.org/abs/2303.07733 ArXiv版からはいろいろ修正されているので、出版論文の方をご覧ください。 この論文ではテンソルくりこみ群の方法を用いて、もっとも単純な古典フラストレート系の一つであるJ1J2イジング模型と呼ばれる統計力学モデルの相転移を調べています。この模型の絶対0度の秩序構造は自明にわかっていますので、自明でないところは有限温度でおこる相転移と言えます。これまでに長い研究で、多くのことはわかってきていて、例えば、この模型のJ2が大きい領域では二次相転移がおきて、その際の臨界指数が相互作用パラメータに陽に依存する独特な普遍性クラスに属することが示唆されたりしてい...
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長野くんと吉山くんが研究会で発表

中国で開かれた統計物理学の研究会 The 5th East Asia Joint Seminars On Statistical Physics にて,長野くんと吉山くんが発表しました. 長野くん:Error Correction in Perceptron Learning With Noise吉山くん:Application of Tensor Renormalization Group to a Lattice Glass Model この会議は統計物理学にフォーカスし,二年に一度くらいのペースで東アジアの国で開催されています.私も京都のときに参加しました.韓国のときにも言った気がしてましたが,それは別の会議でした...今回はZhouさんがとりまとめだったこともあり,参加したかったのですが,私は不参加でした.学期も始まっているし...二人は楽しかったみたいです.
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