吉山くんのテンソルくりこみ群の論文がPhysical Review Eに掲載

吉山くんのテンソルくりこみ群による 古典フレストレート系の研究 今年の3月に卒業した吉山くんのテンソルネットワークくりこみ群を古典フラストレート系に応用した力作論文がPhysical Review Eに掲載されました。 https://journals.aps.org/pre/abstract/10.1103/PhysRevE.108.054124https://arxiv.org/abs/2303.07733 ArXiv版からはいろいろ修正されているので、出版論文の方をご覧ください。 この論文ではテンソルくりこみ群の方法を用いて、もっとも単純な古典フラストレート系の一つであるJ1J2イジング模型と呼ばれる統計力学モデルの相転移を調べています。この模型の絶対0度の秩序構造は自明にわかっていますので、自明でないところは有限温度でおこる相転移と言えます。これまでに長い研究で、多くのことはわかってきていて、例えば、この模型のJ2が大きい領域では二次相転移がおきて、その際の臨界指数が相互作用パラメータに陽に依存する独特な普遍性クラスに属することが示唆されたりしてい...
Read More

吉山くんのテンソルくりこみ群の論文が公開

テンソルくりこみ群による格子ガラス模型の相転移研究 Higher-Order Tensor Renormalization Group Approach to Lattice Glass ModelKota Yoshiyama, and Koji HukushimaJ. Phys. Soc. Jpn. 89, 104003 (2020) いろいろこの論文の解説を書きたい...またのちほど.
Read More