2021年3月物理学会@オンライン

日本物理学会が開催.オンサイトなら駒場で開催される予定であったが,今回もオンライン.みなさんオンラインに慣れてきて,大きなトラブルなく進行.ちょっとしたトラブルはあちこちで.

研究室のメンバーの発表は以下のとおり.

学会のポスターセッションと廊下問題は改善されず,何かコメントできる機会があると思うのでポスターセッションの改善だけはなんとかいたい.このままではポスター発表する人はいなくなると思われる.実際に,領域11での前回のエントリー数は68で,今回は36.淡い期待でのエントリーだったと思うが,今回の様子では次回は10を切っても文句は言えない.改善だけでなく,改善したことを周知しないといけない.

廊下問題は,Zoomではカバーしきれない雑談スペースの確保の必要性を言っていて,SpatialChatやGather.townなどの空間型オンラインツールの設置である程度改善できると思う.学会発表の延長戦は廊下や昼休みや夜セッションで行われるので,絶対に必要.一方で,オンラインだと発表後にコチャでコメントをもらうことはリアルにはない面白みではある.チャットは込み入った議論をするには面倒だけど,短いとキラーコメントみたいなのが飛び込んでくることがある.実際に自分の講演にも「それならこうすればいいじゃん」と言われ,速攻で撃沈する.

最近,研究室ではoViceを活用.学会期間中も知り合いのoViceの部屋からJPSJフレンドシップミーティングを共有してみていた(これはやっちゃいけないことなかもしれないけど,その部屋に居た人は全員物理学会出席者なので許して下さい).リアルで講演中におしゃべりは絶対にしないが,オンラインで共有しているときには自由に議論できるところは面白いし有益である.わからないことがあればわからんと言えば,誰かが解説してくれる.裏でslackを使うのでもいいんだけど,まだタイプより話す方が速い.

今回のJrセッションは全て口頭発表となった,いつものポスターセッションではなく.これは実行委員の気合を感じた.大変な準備で頭が下がる思いである.時間の都合でパラレルセッションになったが,高校生にとっては発表することと同じくらい発表を聞くことも大事だろうから,そこが減ったことは残念.私はじっくりと堪能できなかったが,発表後のブレークアウトセッションでどのくらいの人がうろうろできたのかが気になる.

4月から領域11の領域代表となることになりました.微力ながら領域運営にお役に立てるようにがんばります.